ひびこれ日記

一面の苔におおわれた西方浄土へ

世界文化遺産にも指定されている「西芳寺」に行ってきました。このお寺は嵐山エリアよりも更に西、京都市の西の端に位置しています。ここにまず別荘を開いたのが聖徳太子とのこと。1300年以上の歴史を誇る貴重なお寺です。

お庭を散策する前に、まずは本堂へ。阿弥陀如来のいらっしゃる大広間で、写経をします。一人一人に墨と筆と写経用の紙が用意され、心静かに墨をすり、雑念を一つ一つ取り払っていきます。普段こんなに漢字を手書きで書くことがないので、一つ一つの漢字が内包するパワーに改めて気付きました。

そしていよいよお庭へ。苔寺というだけあって、120種もの苔が庭園一面に広がっています。山の麓に位置するため、清らかに水が地面を常に潤しており、苔の美しさは言葉も出ないほどです。見たこともない「苔ワールド」が目の前に広がります。すぐ横を流れる西芳寺川の水音と、小鳥のさえずりをBGMにどっぷりと「西方浄土」を体感することができます。

庭から見えるのは、緑の木々と、青い空と一面の苔、そして点在する茶室。何百年前かに訪れた人も見たであろう景色がそのまま、ここにはあります。「今」という時空の感覚さえ忘れてしまうほどの「別次元の世界」が体験できました。

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